オンライン学科教習とは、2020年12月10日に解禁となった、インターネットを介したビデオ会議システムや録画配信システムで受けることができる運転免許証のための学科教習のことです。
普通自動車免許を取得したい場合、26時限の学科教習と34時限の技能教習を受ける必要があります。従来は、道路交通法施行規則に基づいて、教習生は教習所に出向いて、教室で学科教習が行われていましたが、新型コロナウィルスの感染対策や、災害時に教習所設備が被害を受けた場合でも教習を継続するための施策として始められました。
2020年12月10日、警察庁から「指定自動車教習所におけるオンラインによる学科教習の実施について」の通達がありました。通達の概要はこちらのとおりです。
その他、情報通信機器の整備や、受講管理などの留意事項が記載されています。
自動車教習所のオンライン学科教習は、2つの方法で実施されます。 いつでもどこでも受けられるオンデマンド録画配信方式と実際に講師の方をリアルタイムで接続してのライブ配信方式です。また、どちらの場合でも本人確認が必須となっています。
教習指導員が出演または監修した録画動画で学科教習を受ける方法です。
いつでもどこでも受けることができるメリットがあります。
教習所側としても、一度動画の準備ができれば、多くの教習生に受けてもらうことができ、それぞれの教習の質も均一に担保できるため、メリットは非常に大きいといえます。
教習所としてのデメリットは、教習動画と配信システムの準備ですが、スタドラでは50年教習教材を制作しているテクニカAVと、eラーニング業界のリーディングカンパニーであるプロシーズがオンライン学科教習のサポートをさせていただけます。
指導員の教習をインターネットでライブ配信を行い、教習生は自宅やサテライトオフィスで教習を受ける方法です。質疑応答やなりすまし対策が容易であること、また昨今の在宅勤務や在宅授業により、ライブ配信を受ける側の環境も整っていることが多く、教習所にとっても導入は比較的簡単であるといえるでしょう。
デメリットは、都度行う必要があること、予約制で行う必要があること、スケジュールは決まっていることでオンラインの強みとしては場所の制限がなくなることだけにとどまり、教習所側のメリットが少ないことが上げられるでしょう。
IDやパスワード、その他の方法で個人識別を行うことが求められています。生体認証を組み込むことが多いです。スタドラでは、顔認証機能を使った個人識別を行い、オンデマンド録画配信方式でも実際の教習所で受ける教習と同等またはそれ以上に、教習生の管理を行うことが可能です。
オンライン学科教習を行うメリットについてご説明します。
教習生は、自宅または教習所のサテライトオフィスなどで学科教習を受けることができます。録画配信方式の場合、時間の制約もなくなり、より教習生自身のスケジュールに合わせた学科教習の進め方ができるようになります。
実技講習だけ教習所に行けば良いとなれば、運転免許取得のためにまとまったスケジュールが取れなかった人たちにとっても、少ない労力で運転免許が取れることから、運転免許取得のハードルは低くなります。
昨今のコロナウィルス対策として、三密(密閉・密集・密接)を防ぐことができ、さらにまた、教習所への来校者を抑えることで、教習所に来なければならない人たち、高齢者講習や企業研修などのお客様にとっても、不安を軽減できる環境づくりにつながります。
オンライン学科教習を利用すれば、繁忙期、一度に大人数の希望者がいても教室の人数オーバーで予約が取れない、という心配がなくなります。
大勢の人が一度にオンライン学科教習を受けても、授業の質が変わることもなく、感染症対策に影響を及ぼすこともありません。
注意点としては、オンライン学科教習ではインターネット接続の問題で映像や音声が切れてしまったり、URLのアクセスが上手に行えなかったりして、教習が受けられない可能性があります。
自動車教習所でオンライン学科教習を導入するには、まずはスタドラにお問合せください。オンデマンド録画配信方式での動画制作、eラーニングシステム、教習予約システムとの連携などご相談に乗らせていただけます。
安全に安心して学科教習を受けられるオンライン学科教習は、これから運転免許証を取りたいと思っている人たちにとって選ばれる教習所になる条件となるでしょう。
スタドラを導入してオンライン学科教習の準備をしていきましょう。
疑問点やご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。